狭小住宅は収納次第で使いやすさが変わる!
2021.04.10
狭小住宅は収納の取り方次第で、使いやすさや感じる広さが大きく変わります。
逆に漠然と収納を作ってしまうと部屋に物があふれ、使いにくくなるばかりか住まいを狭苦しくします。
狭小住宅をより快適な空間にするため、収納の取り方で気をつけていただきたいポイントをお伝えします。
リビング収納を充実させよう
家族全員が最も長く過ごすリビングの収納を充実させることが、狭小住宅を使いやすくする第一歩です。
リビングが片付いていればスムーズに移動できるだけでなく、部屋がすっきりして広く見える効果もあります。
特にお子さんのものは散らかりやすいため、ランドセルや遊び道具などをしまう専用の収納を作るとリビングはかなり広々とします。
また帰ったらすぐしまうなどルールを決めておくと、片付いたリビングをキープしやすくなるのでぜひお子さんと話し合ってみましょう。
他にもリモコンなどの小物がテーブルに出たままだと雑然とした雰囲気になってしまうため、壁をくり抜いたニッチを作り小物を置くようにすればより部屋がすっきり見えます。
リビングは物が多い上に過ごす時間も長いため、できる限り収納を充実させ片付けやすくしましょう。
隙間家具や造り付け収納を活用
狭小住宅では大きな収納を作れる場所は限られるため、他の小さな空間でもなるべく活かして収納を取るようにしましょう。
たとえば食器棚や洗濯機の横に隙間があるならそこに入る棚を探し、小物置きにすれば使いたい時にサッと取り出せる便利収納になります。
リビングと同様小物が出しっぱなしだと乱雑な印象になるため、できるだけ片付ければ広さも感じられます。
収納と言うと大きなクローゼットやたくさんの棚を思い浮かべるかもしれませんが、隙間を生かす小さな収納も使いやすさに大きく貢献してくれます。
少しの隙間でも工夫して収納に出来る場所がないものか、できるだけ探すようにしてみましょう。
天棚や床下など縦の空間も活かす
家具や家電の上、あるいは床下など縦方向の空間も活かすと、さらに収納が増えて物が片付きスッキリした住まいになります。
天棚や吊り収納など頭上のスペースを活用する収納はさまざまな取り方があり、狭小住宅でも物をしまえる場所が多いことに気付かされます。
あるいはスキップフロアと呼ばれる階段を数段上がった床を作り、その下を収納にすれば面積を倍にして使うこともできます。
平面のプランだけ見ているとなかなか気づきませんが、住まいには地面から屋上まで豊富な空間が存在しています。
建物を立体的に捉え縦空間も活用すれば、狭小住宅でも多くの収納を備える広々した住まいになります。
まとめ
狭小住宅をより広く使いやすくするには、空間を最大限活かし収納を豊富に取ることが大きなポイントです。
出来る限り空間や隙間を洗い出し、収納に使えるところはないか考えてみると良いでしょう。
ただしお客様が細かな部分まで考えるのは難しいため、狭小住宅の建築実績が豊富な住宅会社に相談しながらプランを練ることをおすすめします。
大切な我が家の住みやすさをワンランクアップさせるためにも、ぜひたっぷりと収納の取れた住まいにしてください。