狭小住宅の3階建てならぜひ検討したいエレベーターのポイント
2022.01.14
狭小住宅を計画するときは、エレベーターも検討することをおすすめします。
住宅にエレベーターと聞くと、ぜいたく品に感じるかもしれません。
しかしエレベーターは狭小住宅を、より使いやすくするとても相性の良い設備です。
ここでは狭小住宅にエレベーターを取り入れるメリットや、実現するためのポイントを詳しく解説します。
狭小住宅にエレベーターがおすすめな理由
狭小住宅は2階リビングや3階建てのプランも多く、上の階に荷物を運ぶ機会が多くなります。
もし狭小地で駐車スペースが取りにくければ、1階がガレージになり自然と2階リビングや3階建てになります。
もし2階にリビングがあると、食材や日用品を買い物のたびに2階まで運ばなければなりません。
また3階建てで最上階まで階段で上るのは、かなりの体力を使います。
こうした狭小住宅でも、エレベーターがあればかんたんに上り下りができます。
狭小住宅でのエレベーターは決してぜいたく品ではなく、毎日の生活をサポートする実用性の高い設備なのです。
エレベーターがあれば老後も安心
エレベーターがあれば、いずれ迎える老後も安心して狭小住宅に住むことができます。
残念ながら階段で移動する住まいでは、老後に2階へ上がることが難しくなります。
そのためもし2階に寝室があれば、老後は1階に寝起きする場所を作ることになります。
広さに余裕があれば可能ですが、面積が限られる狭小住宅では難しいことが多いでしょう。
そこで初めからエレベーターを設置しておけば、老後も2階へ上がりやすく寝室をそのまま使えます。
また洗濯物を干す場所が2階のバルコニーなら、老後に濡れた重い洗濯物を持って階段を上がるのは困難です。
しかしこうした場合もエレベーターがあれば、老後も無理なく洗濯物を持って2階へ上がれます。
エレベーターのある狭小住宅なら、将来さらに生活がサポートされ末永く住める住まいになるのです。
エレベーターは十分に実現可能
実際に自宅にエレベーターを作るのは、広さや予算が必要で難しいと思う方がいるかもしれません。
しかし新築時にエレベーターを検討すれば、実現するのは十分に可能です。
まず必要な広さですが、エレベーターは階段よりも省スペースで作れます。
たとえば2人乗りのエレベーターなら0.7〜1畳と、階段の2畳より少ないスペースで設置できるのです。
また初期費用はある程度かかりますが、新築時なら住宅ローンに組み込むことができます。
月々払いにすると数千円程度のプラスで済むことも多く、極端に大きな負担とはなりません。
狭小住宅を検討するならぜひ一度、エレベーター付きのプランや見積もりを住宅会社から提案してもらうことをおすすめします。
まとめ
狭小住宅に良く見られる2階リビングや3階建ての住まいでも、エレベーターがあれば荷物を運んだり上り下りしたりが楽になります。
また老後に2階の寝室を無駄にしなくて済むなど、長い目で見てもメリットがあります。
しかも設置スペースは階段より少なくて済み、新築時なら住宅ローンに組み込めるため一般のご家庭でも設置は十分可能です。
狭小住宅を計画するときはぜひエレベーターも検討し、快適に過ごせる住まいを実現しましょう。